気まぐれ日記

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長岡京の心理カウンセリングでピーターパン症候群を治したい

京都駅前のカウンセリングで傷付けられた山科さん

心理カウンセリング京都です。

京都というところは人口が多く、カウンセリングルームも多くあります。

そして人口が多い分、利用者も多いです。

そんな中、「カウンセラーにこんなことを言われた!」と憤慨している山科さん(仮)が来てくれました。



山科さん「ちょっと聞いてくださいよ先生!」

私「どうしたんですか?久しぶりに来てくれたと思ったら、えらい怒ってます?」

山科さん「そうなんですよ!あのね、先週ね、親にオススメのカウンセリングがあるって言われて行ってきたんですけどね。先生のトコじゃなくて申し訳ないんですけど」

私「いえいえ、それは大丈夫ですよ。ほんで、どうでした?」

山科さん「それが最悪で」

私「最悪?なんで?」

山科さん「僕、そろそろ家を出たいと思ってて。もう31歳になるし。親もうるさいし」

私「あー、家を出たいのは前から言ってましたね」

山科さん「そう。それで今年は家を出るのを本気で考えてて」

私「うんうん」

山科さん「それをカウンセリングしてもらいに行ったんですよ。そしたらボロクソ言われて気分悪いですわ」

私「ボロクソ?」

山科さん「そうなんですよ!『親の金でカウンセリング来る前にまずは働け』とか、『家を出たってどうやって生活していけるんや』とかね」

私「キツい言い方やねー」

山科さん「そうでしょ?たしかに仕事はしてないし、マンション借りるのも親に出してもらう予定やけど、親がそれでいいって言うてるんやからなんでカウンセラーに文句言われなアカンのかって腹が立ってね」

私「そっかー。初対面?のカウンセラーさんには言われたくない?」

山科さん「そりゃそうですよ!先生に言われるんやったらわかるけど。先生やったらもう僕のこと色々わかってくれてるし、もう世話になって3年?4年になるし」

私「ふんふん」

山科さん「でも、人には言い方ってもんがあるでしょ?たかがカウンセラーのくせに偉そうに説教しやがってって感じですよ!」

私「・・・・」

山科さん「だからカウンセリングの途中やったけど『アンタ京都で最低のカウンセラーやな!』って言うて帰ってきましたわ」

私「そっか、よっぽどカチンときたんやね」

山科さん「だって先生わかります?働けとか他人に言われたくないっちゅうねん!」

私「山科さんにも色々あるもんねぇ」

山科さん「そうですよ!先生と知り合えるまで、いろんな病院とかカウンセリング行ったけど誰もわかってくれへん。親も理解できんし一人ぼっちで生きてきましたからね」

私「やっぱり他のカウンセラーさんではダメでしたか」

山科さん「京都市内の4ヶ所ぐらいはアカンとこばっかりでしたね。変に偉そうやったり、わかってないくせにわかったような説教してきたり」

私「そうですか・・・」

山科さん「一番ムカつくのは、聞いてるんか聞いてないんかわからんような顔して一つも意見くれへんくせに次の予約だけ確認してくるカウンセラーね。何の話もせんとめっちゃ高いだけという。これが一番嫌いですわ」

私「そっか・・・」

山科さん「お金もったいないから一方的にでも喋って説明するけど、何も言わんと聞き流しよるだけのカウンセラーだけはホンマに無意味やわ」

私「・・・・」

山科さん「これからも先生にお願いしますわ。親もそれがいいって言ってたんで」

私「それはもちろん、大丈夫ですよ・・・」

山科さん「それでね先生。僕、カウンセラーなったろかなって思ってるんですよ」

私「あ、そうなんですか?」

山科さん「だって、あんなショボい人らでもカウンセラー名乗れるんやったら僕でもできるでしょ」

私「・・・・」

山科さん「これから専門学校でも探して勉強しよかなってトコなんです」

私「そっか・・・。わかりやすい専門書とかが見つかるといいですね・・・」

山科さん「金も稼がなアカンし、そうやわ、決めた。カウンセラーなりますわ」

私「・・・・」



というお話でした。

聞くに堪えない言い方や目に余る態度ではあるものの、慣れたものです。というか山科さん本人としてはそれを治したくてカウンセリングに来てます。

それを、わかってくれなくて最初から説教を始めるカウンセラーさんも実際いるのかもしれません。

または傾聴だけになりすぎて言葉が少なすぎるカウンセラーさんには山科さんは「バカにされてる」「見下されてる」と感じやすいようです。それで悔しくて反発するんです。

私は山科さんを境界性パーソナリティー障害と診断してウチに通ってもらっていますが、人付き合いに難があるのを自分で自覚してるようでしてなくて、ご両親も苦労しています。

職探しにも苦労するし、働き出しても人間関係で苦労する。それで人嫌いのような、怖がってしまってるような癖がついてしまっていて、口の悪さはその現れなんです。

実は山科さん自身も自分の性格が嫌になって泣くときが何度もあるようです。

これを単なる「性格が悪い」とか「自己中」で済ませてしまう訳にはいきませんので、出来る限りのお付き合いを続けていこうと思います。

心理カウンセリング京都でした。

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